Vol.2 小谷 修平 君が近藤先輩に聞く!

【自己紹介】

30歳。外来理系A群。市民ランナーを対象にした健康食品などの商品開発・販売会社を経営。

自身もランナーとして200km超級のマラソンを中心に走っています。

好きな種目は24時間走といって24時間公園などをグルグルと回って何キロ走れたかを競うもの。自己ベストは256km。

 

【記事】

私がインタビュー前に知りたいと思っていたことは、近藤さんほどの仕事で成功を収めた人物はいったいどのように意志決定・判断をしているのだろう?ということでした。それについて関連するエピソードをご紹介します。

 

小谷:仕事で大切にしていた考え方はありますか?

近藤:仕事で何かを決めるときは、それが世のため人のために良いか否かということを考えるようにしています。

周りがどう言うかは気にせず、自分が正しいと信じたことを言うようにしています。

 

(小谷)

口にするのは簡単そうですが、実際にそのように行動できる人は多くないと思いました。というのも、

①「世のため人のために動こう」という心意気を持つこと

②周囲からどう言われるかを気にしない勇気を持つこと

という2つの壁があるからです。

どうやってこの2つの壁を乗り越えたのか?

 

小谷:“世間のために役立つ判断をしよう”と考えるようになったのはどのようなきっかけによるものでしょうか?

近藤:特にこれといった決定的な出来事があった訳ではなく、悩みながらも、東海時代に習った宗教の授業のお陰ではないでしょうか。

 

(小谷)

私は外来なので宗教の授業を受けていないのですが、近藤さんのこのような利他の精神を育んだのだとしたらそれは素晴らしいものだったのだろうと思います。宗教の授業というと“受験では役に立たない”などと言って切り捨てられてしまいそうですが、短期的な視点だけで語ってはいけませんね。

小谷:周囲からの非難に負けずに自分の考えを主張するには勇気がいると思います。近藤さんはどのようにその壁を越えたのでしょうか? 

近藤:私も人だから傷つくことはあります。でもいつまでもクヨクヨしても仕方がありません。嫌な先輩がいたとしても「どうせあいつの方が先に死ぬんだから」と開き直ってしまうこともありましたよ(笑)

 

(小谷)

近藤さんの言うようにその瞬間に傷ついてしまうことは仕方がないことなのでしょう。

大切なのはそこからすぐにリカバリーできる考え方を知っておくことがポイントなのだと思いました。

近藤さんにとっては例えば“絶対あいつより長生きしてやる”とか“あいつも人間なんだから陰では・・・”というような魔法の言葉を使うことだったのでしょう(笑)

冗談のように語っていたのでどれくらい本気でそう思っていたのかはわかりませんが、こういう人間らしいところもまた近藤さんの魅力だなとインタビューをして感じていました。 

 

近藤さん、貴重な機会をありがとうございました。